音楽ライターの記事にイラつくときとイラつかないとき
音楽の記事を読むのが結構好きだ。
これは、その記事によってアーティストのことをより深く知れたり、
好きな音楽の背景を知ったりしてより親しめるようになるから、だと思う。
場合によってはまったく知らないアーティストでもインタビューが面白かったり
すると曲を聞いてみようかな、と思ったりもする。
ということで読みたいのは「アーティスト自身の言葉」である、いわゆるインタビュー記事か、ライブレポート、もしくはイベントの考察あたり、となる。
ちなみに曲のレビューはあまり読まない、というか「知っている曲をほかの人がどう評価しているのか」という意味でのレビューはちょっと興味があるのだが、いわゆる「音楽ライターによる音楽に詳しいこと前提でのレビュー」は読まない、というよりよくわからない。
たとえば、こんな感じのやつ。
「リフからググっとくる感じは往年のブリティッシュロックを思わせる。なんていうの、これはフィッシュボーンがアメリカのツアー最終日に『弾けて』しまった感覚に似ている。彼らの痛々しいほどのマイナーメジャーロードがついに昇華されてそれは一種のパンクムーブメントであるとも言える」
もう、何言ってるかわかんないし、そもそもこの文章は今適当に書いたから何言ってるかわかんないのは当たり前なんだが、それはともかくなんかイラっとする。
何でなんだろう。と考えたが、これはやはり意識下に訴えかける馴れ馴れしさへの嫌悪だろうと思う。「お前もこの感覚わかるだろ?俺はそれを言葉にしてやってんだよ」的な思いが垣間見える感じ。知らんわい。
そういう意味ではインタビューでもインタビュアーが前面に出すぎているのはやっぱり馴れ馴れしさを感じてイヤなんだなぁ。
まあそういうときは読まないだけなんですが。